急性膵炎
【病名(ひらがな読み)】
(きゅうせいすいえん)
【概要や症状の説明】
急性膵炎とは、膵臓に急性に炎症が生じた膵炎のことを言います。
活性化された膵酵素によって自分自身の膵臓が消化されて膵臓や
他の主要な臓器に炎症や障害を引き起こします。
急性膵炎の原因で最も多いのはアルコールと言われています。
次に胆石、原因不明の特発性と続きます。症状は、短期間で軽快する
軽症の場合から、多臓器不全で死に至ることもある重症な状態まで、
いくつかのケースがあります。急性膵炎の年間の発症患者数は、
約2万人と言われています。急性膵炎の発症頻度は男性が女性の2倍です。
重症急性膵炎は死亡率が約21%に及ぶため、早期の診断と治療が必要です。
【初診に適した診療科】
内科(系)・外科(系)・消化器内科・消化器外科
【初期診断/急性期治療に適した医療機関】
総合病院・大学病院・救急体制・ICUのある病院
【安定期/慢性期治療に適した医療機関】
外来診療所