アルツハイマー型認知症の原因とされているタンパク質だけを
ピンポイントで攻撃する抗体を開発したとのニュース報道が、
2011年4月27日(水)にございました。このニュース内容ですが、
現在、アルツハイマー病が発症するのは、アルツハイマー病の
原因とされるタンパク質が脳に沈着して凝集し、脳の記憶障害を
起こすことが原因と考えられています。青森県にある弘前大の
研究グループは、この原因タンパク質だけにピンポイントで
反応する抗体を作り出すことに成功しました。
今回の実験で、週1回ずつ計36週にわたり、記憶障害発症前の
マウスにこの抗体を投与し、抗体を投与しないマウスと比較した結果、
抗体を投与した方のマススは、記憶学習能力が保たれていることが
分かったとのこと。この実験結果から、アルツハイマー型認知症の原因が、
このタンパク質にあることが裏付けられました。研究チームの教授は、
「アルツハイマー型認知症は、予防可能な病気と考えていいのでは
ないだろうか。」と言っています。今回の実験結果のレポートは、
今年3月に、米科学誌に掲載されたとのことです。
この「アルツハイマー病の原因タンパク質だけに
反応する抗体を開発」に関するニュース記事リンク
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110427-OYT1T00422.htm
(リンク切れの場合はご了承下さい。)