米国や欧州で、武田薬品工業株式会社製の糖尿病治療薬「アクトス」を
長期間服用すると、膀胱癌(ぼうこうがん)の危険性が高まる可能性があると、
指摘されました。この件で、厚生労働省にある調査会は、2011年6月23日に、
医師たちに、膀胱がん患者へのこの糖尿病治療薬「アクトス」の使用を
控えるように求める方針を決めたとのニュース報道がございました。
このニュース報道があったのは、2011年6月23日です。なお、厚生労働省は、
翌6月24日にも医師向けの説明書を改訂しました。また、武田薬品工業株式会社
には、治療薬の医師向けや患者向けの説明書に、膀胱がんを併発している
患者へのこの治療薬「アクトス」の使用を控えることを明記するように指示し、
治療薬を使用中の患者は、尿検査などを定期的に行い、膀胱癌の症状が
出ていないかどうかを確認するように指示しました。なお、糖尿病治療薬
「アクトス」と同じ薬の成分が入っている同社の治療薬「ソニアス」と
治療薬「メタクト」にも、今回と同じよ対応をするように求めました。
今回のニュースを読んで、やはり、薬には多少なりにもリスクもあるんだなと
思いました。厚生労働省はいつも腰が重く、何をやるにも後手後手の対応なので、
こういう問題に関しては、敏速に各方面を指導してもらいたいものです。
この「膀胱がん患者への使用を控えた方がいい治療薬」に関するニュース記事リンク
http://www.asahi.com/health/news/TKY201106230688.html
(リンク切れの場合はご了承下さい。)