結節性紅斑
【病名(ひらがな読み)】
(けっせつせいこうはん)
【概要や症状の説明】
結節性紅斑とは、皮下脂肪の細胞に炎症が起こる症状の皮膚疾患です。
結節性紅斑は、主に脛部(下腿前面や下腿を中心)に認められます。
(稀にですが、前腕伸側にも症状が認められることもあります。)
また、皮膚の下を押すと痛み、赤いシコリが複数個みられるます。
結節性紅斑の原因は色々あって、さまざまな疾病の免疫反応であると
言われています。薬や感染などに反応した一種のアレルギーで、
(いわゆる薬剤アレルギーや溶連菌の感染アレルギーなどです。)
結節性紅斑が生じる場合もあれば、ベーチェット病と言われる
全身疾患の部分症状として、結節性紅斑の症状が生じる場合もあります。
結節性紅斑が上気道の感染で引き起こった場合は、風邪に似た症状が
出ることがあります。頭痛や発熱、関節痛や倦怠感などの全身症状を
伴う場合が多いです。傾向としては、若年から更年期の女性の女性に
多い病気です。結節性紅斑は、数週間で消えますが、再発することも
多いです。また、結節性紅斑に似た症状の病気も多数あるため、
結節性紅斑と思ったら、一度、皮膚科で受診することおすすめします。
皮膚の炎症系の疾患は種類が非常に多いため、一般人では見極めが
難しいからです。
【初診に適した診療科】
皮膚科、膠原病内科
【初期診断/急性期治療に適した医療機関】
総合病院、大学病院、特殊専門病院、研究機関病院(大学病院)
【安定期/慢性期治療に適した医療機関】
総合病院、大学病院、特殊専門病院、研究機関病院(大学病院)