月経困難症
【病名(ひらがな読み)】
(げっけいこんなんしょう)
【概要や症状の説明】
月経困難症とは、生理痛(月経痛)が特に酷い症状の病気です。
月経困難症は、大きく分けて、子宮筋の強い収縮で痛みなどが生じる
機能性月経困難症(原発性月経困難症)と子宮や卵巣などに疾患が
あるために生じる器質性月経困難症(続発性月経困難症)などに
分類されます。(骨盤子宮内膜症、子宮周囲の炎症、子宮筋腫など)
月経困難症は比較的、若い女性にみられますが、
加齢や出産回数とともに、その数は減少しています。
また、器質性月経困難症は、30歳以上の女性に多くみられます。
機能性月経困難症の症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐、下腹部痛、
腰痛などが挙げられます。とくに月経1日目に痛みが酷いです。
器質性月経困難症の症状としては、生理痛が月経が始まる前から
始まり、月経が始まると逆に楽になったり、悪化したりします。
月経困難症の治療としては、薬を使う薬物療法や、手術を行う
治療方法があります。市販薬で痛みが治まる場合もありますが、
痛みが酷い場合は、婦人科で医師に相談することをおすすめします。
【初診に適した診療科】
婦人科
【初期診断/急性期治療に適した医療機関】
特になし
【安定期/慢性期治療に適した医療機関】
特になし
