大腸がんは、欧米で多い癌ですが、近年は、日本の欧米食化(高カロリー、
高脂肪、低食物繊維…などの食事)で、日本でも急増している癌です。
大腸を大別すると、「結腸」と「直腸」の2つに分けられます。近年では、
直腸より、結腸の癌が増加しています。そして、大腸がん全体の7割は、
直腸とS状結腸(肛門に近い部分)に集中しています。大腸がん(大腸癌)の
罹患者数(病気にかかった患者数)は、年間約9万人と多いです。
全がん中では、1位の胃がんについで、大腸がんは、2位となっています。
大腸がんの症状
大腸がんの主な症状ですが、血便、便通異常(便が細かったり、排便後に
残便感などを感じたりする)、粘液便、下痢、便秘、腹痛などです。
しかし、大腸がんの早期状態では、ほとんど無症状です。
これは癌が小さいため、症状が現れ難いからです。大腸がんの癌部分が
ある程度大きくなると、表面から出血などがおこり、血便が出たりします。
もともと痔だった人が、大腸がんになって、血便などが出た場合、
痔で出た血と勘違いしてしまうことがあり、治療が手遅れになってしまう
場合があります。
大腸がんの生存率
大腸がんは、進行が遅く、早期の場合は癌の転移も少なく、
比較的おとなしい癌の場合が多いため、適切な治療で6割ほどが治ります。
早期の場合、高確率で治癒切除が可能です。早期治療ならば、大腸がんの
5年生存率は、90%以上と高いです。癌を完治させるには、とにかく、
早期発見、早期治療が大事です。
関連サイト:
- 大腸癌の治療費や医療費の相場
- もし、癌になってしまったらどうしたら良いのか?
- 年齢と性別による癌(がん)の関係
- 癌(がん)における5年生存率とは?
- がん予防に効果があること
- 癌の治療費や手術費が用意できない場合(お金がない場合)はどうすればいいのか?
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