花粉症の時期や季節はいつ頃なのでしょうか? 実は飛散(飛来)している
花粉には、たくさんの種類があり、ほぼ、1年を通して、どれかしらの種類の
花粉が飛散(飛来)しています。そのたくさんある花粉の種類の中でも、
アレルギー症状を引き起こす花粉というのは、60種類以上あると
言われています。しかし、花粉症がもっとも酷くなる時期や花粉症が
もっとも酷くなる季節のピークがあります。それは、春と秋の季節(時期)です。
日本人の花粉症の原因のほとんどが、冬から春先にかけて猛威を
ふるっている、杉の花粉(スギ花粉)と、初夏から秋にかけて猛威をふるう、
ブタクサの花粉(ブタクサ花粉)やヨモギの花粉(ヨモギ花粉)です。
【日本人の花粉症の原因となっている主な花粉】
- スギ花粉
- ブタクサの花粉
- ヨモギの花粉
【花粉症の時期や季節(花粉の種類別)】
以下、花粉の種類別の飛来時期です。
- 1月から4月初め頃:ハンノキ
- 2月から5月初め頃:スギ
- 3月中旬から6月初め頃:ヒノキ
- 3月中旬から6月初め頃:サワラ
- 4月初旬から5月中旬頃:コナラ
- 4月初旬から5月中旬頃:クヌギ
- 4月中旬から5月中旬頃:イチョウ
- 4月から6月中旬頃:スズメノテッポウ
- 5月から8月初め頃:カモガヤ
- 5月から9月初め頃:オオアワガエリ
- 7月から9月初め頃:ヒメガマ・ガマ
- 7月中旬から9月初め頃:イネ
- 8月から11月初め頃:ブタクサ・オオブタクサ
- 8月から11月初め頃:ヨモギ
- 9月から11月初め頃:カナムグラ
- 10月から12月初め頃:セイタカアキノキリンソウ
※大まかな飛散時期(飛来時期)です。その年の気候状態によって、
若干のズレが生じます。
特徴としては、春は、木の花粉の飛散が多く、
秋は、イネ科の草の花粉の飛散が多いといえます。
【花粉症の症状】
花粉症は世間一般に広く認知されていますので、説明するまでもありませんが、
花粉などが原因となって起こるアレルギーのことです。花粉症の症状としては、
くしゃみ、せき、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血、涙目、肌のかゆみ、
皮膚のただれ、頭痛、全身の倦怠感、…などがあげられます。
【花粉症の別名】
花粉症は、別名、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれていますが、
初夏の牧草が枯れる時期によく起きることから、「枯草熱(こそうねつ)」とも
呼ばれます。まぁ、「枯草熱」は古臭い呼び方なので、
一般ではあまり使われていない呼び名ですが…。